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Works作品紹介

世田谷区仙川の家 / 延140㎡

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この住宅は私の初期の作品です。都心近郊でありながら緑が豊かに残る、まるで避暑地のような住宅地に建つ、全体が木製外壁による住宅、私にとって様々な思い入れと物語に満ちた住宅です。

北アプローチ側ファサード
北アプローチ側ファサード
木製チャコール色外壁面の連なり
木製チャコール色外壁面の連なり
ドイツ下見張の外壁仕上げ
ドイツ下見張の外壁仕上げ

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木製ドイツ下見というごくシンプルな木の外壁が幾重にも連なる、北欧的で爽やかな建築をイメージした住宅となりました。 竣工当時はオイルステイン塗装の茶色でしたが、星霜を経た現在では見事なチャコールグレイ色の温かい木の塊となっています。

櫓のような階段室部分
櫓のような階段室部分
南側は豊かな緑地
南側は豊かな緑地

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何度か小さな改修と増築を重ねましたが、クライアントの素晴らしい理解によって基本的なデザインは保持されたため、現在では周囲の住宅地の中でさらに存在感が増しています。 北側ファサードの壁のデザインのなかでは、階段室を櫓状に高くしたのも特徴の一つです。 この家は南側では一転して緑地に溶け込んでしまい、ファサードは木々に隠れて殆ど見えません。テラスに出れば、さらにこの素晴らしい風景を楽しむことができます。

西北側からの外壁構成
西北側からの外壁構成
東南側
東南側

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この住宅は1階が音楽家ご家族の住まい、2階が音楽学校に通う学生専用のアパートとなっています。1階のリビングは音楽練習室を兼ねるため、五角形の変形平面と高い天井とし、さらに全ての内装を木板張としました。 この、音響効果に優れ豊かな緑を臨むリビング練習室は、現在でも十分に機能しています。

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